2018/10/06

アメリカ9月雇用統計(2018年)は非農業雇用+13.4万人と予想を下回るも失業率3.7%と約49年ぶりの低水準に

米9月雇用統計が10月5日に発表されました。

非農業部門雇用者数 +13.4万人(市場予想+18.5万人。前月分は+27.0万人、前々月分は+16.5万人に修正)

失業率 3.7%(市場予想3.8%)


非農業部門雇用者数は、市場予想の18.5万人を大きく下回る+13.4万人でした。しかし、これはハリケーンの影響があったとみられているようで、あまり問題視されていないようです。

失業率は、市場予想の3.8%より良い3.7%となり、約49年ぶりの低水準となりました。

非農業部門雇用者数の推移は、

米非農業部門雇用者数の推移のグラフ2017年10~2018年9月
10月11月12月1月2月3月4月5月6月7月8月9月
+27.1+21.6+17.5+17.6+32.4+15.5+17.5+26.8+20.8+16.5+27.0+13.4
単位:万人

非農業部門雇用者数の民間の内訳と政府機関合計は、

項目7月8月9月
民間合計+13.7+25.4+12.1
財生産小計+4.1+3.7+4.6
建設業+1.9+2.6+2.3
製造業+2.2+0.5+1.8
サービス業小計+9.6+21.7+7.5
卸売業+1.03+2.13+0.44
小売業+0.2+1.15-2.00
輸送業+0.82+2.13+2.38
情報業+0.1-0.3±0.0
金融業+0.3+1.2+1.3
専門職+3.9+6.5+5.4
派遣業+1.03+1.24+1.06
教育・医療業+3.6+5.8+1.8
接客業+1.3+2.1-1.7
政府合計+2.8+1.6+1.3
総計+16.5+27.0+13.4
単位:万人
※重複やその他等あるので各項目を合計しても総計にはなりません。

建設業は若干減速しました。
製造業は前月より伸びました。

輸送業・情報業・金融業は前月より改善しました。
卸売業・小売業・専門職・派遣業・教育医療業・接客業は前月より減速しました。
特に、卸売業・小売業・教育医療業・接客業は前月より大きく下げました。

政府部門は、前月より減速しました。


失業率は、前月から0.2ポイント改善し3.7%となり、約49年ぶりの低水準になりました。ほぼ完全雇用と言っていい状況で、労働状況はかなり引き締まっていると言えそうです。
労働参加率は、前月と同値の62.7%でした。

平均賃金は、前月の27.16$から0.3%上昇し、27.24$となりました。市場予想の前月比+0.3%と同値でした。前年比では+2.8%と、前月の+2.9%よりは減速しましたがまずまずの高い伸びでした。

本人の意に反して職探しをあきらめた人や、正規雇用を望みながらパートタイムで働く人を含めたU6失業率は、前月の7.4%から0.1ポイント悪化し7.5%でした。

失業率の推移は、

失業率の推移のグラフ2017年10~2018年9月
10月11月12月1月2月3月4月5月6月7月8月9月
4.14.14.14.14.14.13.93.84.03.93.93.7
単位:%

9月雇用統計は、非農業部門雇用者数は市場予想を下回る+13.4万人でしたが、ハリケーンの影響もあり、それほど材料視されない向きが多いようでした。逆に、失業率が約49年ぶりの低水準である3.7%となり、平均賃金も前年比+2.8%となるなど堅調な結果とみるアナリストが多いようです。マーケットでは、FRBの緩やかな利上げの妨げとはならない結果と見る向きが多いようです。