2018/08/04

アメリカ7月雇用統計(2018年)は非農業雇用+15.7万人と予想を下回る

米7月雇用統計が8月3日に発表されました。

非農業部門雇用者数 +15.7万人(市場予想+19.0万人。前月分は+24.8万人、前々月分は+26.8万人に修正)

失業率 3.9%(市場予想3.9%)


非農業部門雇用者数は、市場予想の+19.0万人を下回る+15.7万人でした。すでに失業率が完全雇用に近い水準であることや、貿易戦争を危惧して雇い控えが起こるのではという見方があるようです。

失業率は市場予想と同じ3.9%で、前月より0.1ポイント改善しました。

非農業部門雇用者数の推移は、

米非農業部門雇用者数の推移のグラフ2017年8~2018年7月
8月9月10月11月12月1月2月3月4月5月6月7月
+22.1+1.4+27.1+21.6+17.5+17.6+32.4+15.5+17.5+26.8+24.8+15.7
単位:万人

非農業部門雇用者数の民間の内訳と政府機関合計は、

項目5月6月7月
民間合計+26.0+23.4+17.0
財生産小計+5.6+5.2+5.2
建設業+3.0+1.3+1.9
製造業+2.3+3.3+3.7
サービス業小計+20.4+18.2+11.8
卸売業+0.9+0.8+1.23
小売業+2.91-2.02+0.71
輸送業+1.58+1.89-0.13
情報業+0.3+0.1±0.0
金融業+1.2+1.0-0.5
専門職+4.9+4.3+5.1
派遣業-0.07-0.75+2.79
教育・医療業+4.2+6.9+2.2
接客業+3.5+3.4+4.0
政府合計+0.8+1.4-1.3
総計+26.8+24.8+15.7
単位:万人
※重複やその他等あるので各項目を合計しても総計にはなりません。

建設業は前月より伸びました。
製造業も前月より伸びました。

卸売業・小売業・専門職・派遣業・接客レジャー業は前月より改善しました。
輸送業・情報業・金融業・教育医療業は前月より減速しました。

政府部門は前月より減速しました。


失業率は、前月より0.1ポイント改善し3.9%になりました。
労働参加率は、前月と同値の62.9%でした。

平均賃金は、前月の26.98$から0.3%上昇し、27.05$となりました。市場予想の前月比+0.3%と同値でした。

本人の意に反して職探しをあきらめた人や、正規雇用を望みながらパートタイムで働く人を含めたU6失業率は、前月の7.8%から0.3ポイント改善し7.5%でした。

失業率の推移は

失業率の推移のグラフ2017年8~2018年7月
8月9月10月11月12月1月2月3月4月5月6月7月
4.44.24.14.14.14.14.14.13.93.84.03.9
単位:%

7月雇用統計は、非農業部門雇用者数は市場予想+19.0万人を下回る+15.7万人でしたが、失業率は3.9%と3%台に回復し、平均賃金も市場予想通りの前月比+0.3%の伸びと堅調さをみせるまずまずの結果でした。ただ、平均賃金の伸びがまだまだ足りないという見方も多いようです。