2018/07/07

アメリカ6月雇用統計(2018年)は非農業雇用+21.3万人も失業率・平均時給が予想下回る

米6月雇用統計が7月6日に発表されました。

非農業部門雇用者数 +21.3万人(市場予想+19.5万人。前月分は+24.4万人、前々月分は+17.5万人に修正)

失業率 4.0%(市場予想3.8%)


非農業部門雇用者数は、市場予想の+19.5万人を上回り、2か月連続で+20万人を超える好結果でした。

失業率は、市場予想に反して4.0%と前月より0.2ポイントも悪化しましたが、すでに完全雇用に近い状態にあるのと、労働参加率が上昇したことにより悪材料視されてはいないようです。

非農業部門雇用者数の推移は、

米非農業部門雇用者数の推移のグラフ2017年7~2018年6月
7月8月9月10月11月12月1月2月3月4月5月6月
+19.0+22.1+1.4+27.1+21.6+17.5+17.6+32.4+15.5+17.5+24.4+21.3
単位:万人

非農業部門雇用者数の民間の内訳と政府機関合計は、

項目4月5月6月
民間合計+17.4+23.9+20.2
財生産小計+5.2+5.1+5.3
建設業+1.6+2.9+1.3
製造業+2.8+1.9+3.6
サービス業小計+12.2+18.8+14.9
卸売業-0.98+0.57+0.29
小売業-0.24+2.51-2.16
輸送業+0.24+1.76+1.54
情報業+0.3±0.0±0.0
金融業+0.3+1.7+0.8
専門職+5.9+4.3+5.0
派遣業+1.78-0.47+0.93
教育・医療業+3.8+4.0+5.4
接客業+1.4+2.8+2.5
政府合計+0.1+0.5+1.1
総計+17.5+24.4+21.3
単位:万人
※重複やその他等あるので各項目を合計しても総計にはなりません。

建設業は前月より減速しました。
製造業は前月より伸びました。

専門職・派遣業・教育医療業は前月より改善しました。
卸売業・小売業・輸送業・金融業・接客レジャー業は前月より減速しました。
情報業は前月と同値でした。

政府部門は前月より伸びました。


失業率は、前月より0.2ポイント悪化し4.0%になりました。
労働参加率は、前月の62.7%から0.2ポイント上昇し62.9%でした。労働市場へ戻ってきた人が多かったための失業率の悪化ととらえられて、失業率の悪化はそれほど悪材料視されていないようです。

平均賃金は、前月の修正値26.93$から0.2%上昇し、26.98$となりました。市場予想の前月比+0.3%にとどかず、弱い結果でした。

本人の意に反して職探しをあきらめた人や、正規雇用を望みながらパートタイムで働く人を含めたU6失業率は、前月の7.6%から0.2ポイント悪化し7.8%でした。

失業率の推移は

失業率の推移のグラフ2017年7~2018年6月
7月8月9月10月11月12月1月2月3月4月5月6月
4.34.44.24.14.14.14.14.14.13.93.84.0
単位:%

6月雇用統計は、非農業部門雇用者数は市場予想+19.5万人を上回る+21.3万人でしたが、失業率が市場予想3.8%より悪化の4.0%、一番注目されていた平均賃金が市場予想の前月比+0.3%にとどかない+0.2%と、若干弱い結果だったとみる向きが多いようですが、大きく材料視されているようではないようです。