2018/05/05

アメリカ4月雇用統計(2018年)は平均賃金が減速も6月利上げに支障なしか

米4月雇用統計が5月4日に発表されました。

非農業部門雇用者数 +16.4万人(市場予想+19.3万人。前月分は+13.5万人、前々月分は+32.4万人に修正)

失業率 3.9%(市場予想4.0%)


非農業部門雇用者数は、市場予想+19.3万人を下回る+16.4万人でしたが、すでに完全雇用に近い水準とされる状況では堅調な結果とみられているようです。

失業率は、2000年12月以来の3.9%という非常に低い水準になりました。

非農業部門雇用者数の推移は、

米非農業部門雇用者数の推移のグラフ2017年5~2018年4月
5月6月7月8月9月10月11月12月1月2月3月4月
+15.5+23.9+19.0+22.1+1.4+27.1+21.6+17.5+17.6+32.4+13.5+16.4
単位:万人

非農業部門雇用者数の民間の内訳と政府機関合計は、

項目2月3月4月
民間合計+32.1+13.5+16.8
財生産小計+10.7+2.0+4.9
建設業+6.7-1.0+1.7
製造業+3.1+2.2+2.4
サービス業小計+21.4+11.5+11.9
卸売業+0.34+1.03-0.98
小売業+4.6+0.62+0.18
輸送業+1.78+1.57+0.04
情報業-0.1+0.6+0.7
金融業+2.9+0.4+0.2
専門職+6.1+3.9+5.4
派遣業+2.22-0.21+1.03
教育・医療業+3.2+2.4+3.1
接客業+1.8+0.8+1.8
政府合計+0.3±0.0-0.4
総計+32.4+13.5+16.4
単位:万人
※重複やその他等あるので各項目を合計しても総計にはなりません。

建設業はプラス転換しました。
製造業も前月より改善しました。

情報業・専門職・派遣業・教育医療業・接客レジャー業は前月より改善しました。
卸売業・小売業・輸送業・金融業は前月より減速しました。

政府部門は前月より減速し、マイナス転換しました。


失業率は、2000年12月以来の3.9%という好結果でした。
労働参加率は、前月の62.9%から0.1ポイント低下し、62.8%でした。

平均賃金は、前月の26.80$(修正値)から0.1%上昇し、26.84$となりました。前月の賃金の前月比+0.2%(修正値)から賃金の伸びは減速しました。

本人の意に反して職探しをあきらめた人や、正規雇用を望みながらパートタイムで働く人を含めたU6失業率は、前月の8.0%から0.2ポイント低下し7.8%でした。

失業率の推移は、

失業率の推移のグラフ2017年5~2018年4月
5月6月7月8月9月10月11月12月1月2月3月4月
4.34.34.34.44.24.14.14.14.14.14.13.9
単位:%

4月雇用統計は、非農業部門雇用者数が+16.4万人と市場予想+19.3万人を下回りましたが、失業率は2000年12月以来の低水準となる3.9%となりました。

平均賃金は伸びが鈍化し、前月比+0.1%でしたが、6月FOMCでの利上げ予想には影響ないという見方が多いようです。