2018/02/03

アメリカ1月雇用統計(2018年)は非農業雇用+20万人、平均賃金も大幅な伸びで3月利上げに向け堅調な結果に

米1月雇用統計が2月2日に発表されました。

非農業部門雇用者数 +20.0万人(市場予想+18.0万人。前月分は+16.0万人、前々月分は+21.6万人に修正)

失業率 4.1%(市場予想4.1%)


非農業部門雇用者数は、市場予想+18.0万人を上回る+20.0万人と好結果でした。

失業率もほぼ完全雇用に近い水準の4.1%と前月と変わらずでした。

後述しますが、平均賃金の伸びが市場予想よりよかったために、3月利上げ確率が上昇し、ドルは上昇しました(その後、株価下落に伴って円高ドル安傾向に向かいました)。

非農業部門雇用者数の推移は、
(過去データが改訂されたので反映させました)
米非農業部門雇用者数の推移のグラフ2017年2~2018年1月
2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月1月
+20.0+7.3+17.5+15.5+23.9+19.0+22.1+1.4+27.1+21.6+16.0+20.0
単位:万人

非農業部門雇用者数の民間の内訳と政府機関合計は、

項目11月12月1月
民間合計+21.7+16.6+19.6
財生産小計+7.8+5.5+5.7
建設業+4.2+3.3+3.6
製造業+3.0+2.1+1.5
サービス業小計+13.9+11.1+13.9
卸売業+1.00+1.01+0.98
小売業+2.72-2.56+1.54
輸送業+1.21+1.16+1.11
情報業-0.4-0.1-0.6
金融業+0.9+0.6+0.9
専門職+1.6+2.5+2.3
派遣業+0.71-0.15+0.18
教育・医療業+3.8+3.9+3.8
接客業+2.0+3.7+3.5
政府合計-0.1-0.6+0.4
総計+21.6+16.0+20.0
単位:万人
※重複やその他等あるので各項目を合計しても総計にはなりません。

建設業は前月より伸びました。
製造業は前月より減速しました。

小売業・金融業・派遣業は前月より改善しました。
卸売業・輸送業・情報業・専門職・教育医療業・接客レジャー業は前月より減速しました。

政府部門はプラス転換しました。


失業率は前月と同値の4.1%でした。
労働参加率も、前月と同値の62.7%でした。

平均賃金は、前月の26.65$(修正値)から0.3%上昇し、26.74$となりました。市場予想前月比+0.2%を上回り、前年比では2009年6月以来の+2.9%となる好結果でした。

本人の意に反して職探しをあきらめた人や、正規雇用を望みながらパートタイムで働く人を含めたU6失業率は、前月の8.1%から0.1ポイント悪化し8.2%となりました。

失業率の推移は、

失業率の推移のグラフ2017年2~2018年1月
2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月1月
4.74.54.44.34.34.34.44.24.14.14.14.1
単位:%


1月雇用統計は、非農業部門雇用者数が市場予想を上回る+20.0万人、失業率も完全雇用に近い4.1%、平均賃金も前年比で+2.9%の伸びと3月利上げ確率が高まる結果でした。マーケットでは、年4回の利上げの可能性も出てきたという見方も一部ではあるようです。