2017/08/05

アメリカ7月雇用統計(2017年)は非農業雇用予想上振れで利上げ路線継続に

米7月雇用統計が8月4日に発表されました。

非農業部門雇用者数 +20.9万人(市場予想+18.0万人。前月分は+23.1万人、前々月分は+14.5万人に修正)

失業率 4.3%(市場予想4.3%)



非農業部門雇用者数は、市場予想を上回り、前月に続き+20万人台にのせる強い結果でした。

失業率も市場予想通りの4.3%と、好調を維持する結果となりました。

完全雇用に近い雇用状況の中、最近は非農業部門雇用者数や失業率よりも注目されている平均賃金ですが、後述しますが前月比が市場予想と同じまずまずの結果でした。

非農業部門雇用者数の推移は、

米非農業部門雇用者数の推移のグラフ2016年8~2017年7月
8月9月10月11月12月1月2月3月4月5月6月7月
+17.6+24.9+12.4+16.4+15.5+21.6+23.2+5.0+20.7+14.5+23.1+20.9
単位:万人

非農業部門雇用者数の民間の内訳と政府機関合計は、

項目5月6月7月
民間合計+15.3+19.4+20.5
財生産小計+1.3+3.2+2.2
建設業+0.7+1.5+0.6
製造業±0.0+1.2+1.6
サービス業小計+14.0+16.2+18.3
卸売業-0.18+1.03+0.61
小売業-1.04+0.18+0.09
輸送業+1.36+0.61+0.09
情報業-0.5+0.2+0.4
金融業+1.0+1.3+0.6
専門職+5.0+3.2+4.9
派遣業+1.53+0.29+1.47
教育・医療業+3.7+4.3+5.4
接客業+3.3+4.0+6.2
政府合計-0.8+3.7+0.4
総計+14.5+23.1+20.9
単位:万人
※重複やその他等あるので各項目を合計しても総計にはなりません。

建設業は減速しました。
製造業は改善しました。

情報業・専門職・派遣業・教育医療業・接客レジャー業は前月より改善しました。
卸売業・小売業・輸送業・金融業は前月より減速しました。
政府部門は減速しました。


失業率は前月より0.1ポイント改善して4.3%となりました。
労働参加率は、前月より0.1ポイント上昇し62.9%となりました。

平均賃金は、前月の26.27$(修正値)から0.3%上昇し26.36$になりました。市場予想の+0.3%と同値でした。

本人の意に反して職探しをあきらめた人や、正規雇用を望みながらパートタイムで働く人を含めたU6失業率は、前月の8.6%と同値でした。

失業率の推移は

失業率の推移のグラフ2016年8~2017年7月
8月9月10月11月12月1月2月3月4月5月6月7月
4.94.94.84.64.74.84.74.54.44.34.44.3
単位:%


7月雇用統計は、非農業部門雇用者数が+20.9万人と市場予想+18.0万人を上振れし、失業率も4.3%の好結果で、平均賃金も市場予想通りの前月比+0.3%となりました。9月のFOMCでバランスシートの縮小開始を決定し、12月に利上げするというマーケットの予想を妨げない結果でした。