2017/07/08

アメリカ6月雇用統計(2017年)は非農業雇用+22.2万と市場予想上振れも失業率と平均賃金は下振れ

米6月雇用統計が7月7日に発表されました。

非農業部門雇用者数 +22.2万人(市場予想+17.8万人。前月分は+15.2万人、前々月分は+20.7万人に修正)

失業率 4.4%(市場予想4.3%)

すでに失業率が完全雇用に近い水準まで低下し、非農業部門雇用者数の伸びはそれほど期待されていなかったようですが、+22.2万人と、+20万人台にのる非常に好結果でした。

一方で失業率は前回より0.1ポイント悪化し4.4%となり、後述しますが平均賃金の伸びも市場予想を下回る結果でした。

非農業部門雇用者数の推移は、

米非農業部門雇用者数の推移のグラフ2016年7~2017年6月
7月8月9月10月11月12月1月2月3月4月5月6月
+29.1+17.6+24.9+12.4+16.4+15.5+21.6+23.2+5.0+20.7+15.2+22.2
単位:万人

非農業部門雇用者数の民間の内訳と政府機関合計は、

項目4月5月6月
民間合計+19.4+15.9+18.7
財生産小計+1.9+1.3+2.5
建設業±0+0.9+1.6
製造業+0.9-0.2+0.1
サービス業小計+17.5+14.6+16.2
卸売業+0.73+0.16+1.0
小売業-0.4-0.72+0.81
輸送業+0.72+1.16+0.24
情報業-1.1-0.6-0.4
金融業+1.6+1.3+1.7
専門職+4.6+5.6+3.5
派遣業+0.17+1.68+1.34
教育・医療業+4.5+3.5+4.5
接客業+6.0+2.5+3.6
政府合計+1.3-0.7+3.5
総計+20.7+15.2+22.2
単位:万人
※重複やその他等あるので各項目を合計しても総計にはなりません。

建設業は改善しました。
製造業はプラス転換しました。

卸売業・小売業・情報業・金融業・教育医療業・接客業は前月より改善しました。
輸送業・専門職・派遣業は前月より減速しました。
政府部門は大幅に伸びました。


失業率は前月より0.1ポイント悪化し4.4%となりました。
労働参加率は、前月より0.1ポイント上昇し62.8%となりました。

平均賃金は、前月の26.21$(修正値)から0.2%上昇し26.25$になりました。市場予想の+0.3%を下回りました。

本人の意に反して職探しをあきらめた人や、正規雇用を望みながらパートタイムで働く人を含めたU6失業率は、前月の8.4%から0.2ポイント悪化し8.6%でした。

失業率の推移は

失業率の推移のグラフ2016年7~2017年6月
7月8月9月10月11月12月1月2月3月4月5月6月
4.94.94.94.84.64.74.84.74.54.44.34.4
単位:%


6月雇用統計は、非農業部門雇用者数が市場予想を上回る+22.2万人になる一方、失業率は市場予想より悪化の4.4%、平均賃金の伸びも市場予想を下回る+0.2%とまちまちの結果となりました。