2015/12/05

アメリカ11月雇用統計(2015年)は非農業雇用+21.1万人、失業率5%で利上げに支障ない結果に

米11月雇用統計が12月4日(金)に発表されました。

非農業部門雇用者数 +21.1万人(市場予想+20.0万人。前月分は+29.8万人、前々月分は+14.5万人に修正)

失業率 5.0%(市場予想5.0%)

12月15~16日に開催されるFOMCでの利上げが本命視されていますが、前回の10月27~28日開催のFOMC以後、最重要指標である10月と11月の雇用統計の発表が予定されていました。11月6日に発表された10月の雇用統計は、非農業部門雇用者数+27.1万人(+29.8万人に修正)、失業率5.0%とかなり強い結果でした。11月の雇用統計は、非農業部門雇用者数が毎月+10万人程度でも労働力への新規参入者を吸収できるとのイエレンFRB議長のコメントがあり、事前のマーケットの要求水準は下がっていました。

結果は、非農業部門雇用者数が雇用回復の目安といわれる+20万人を2ヵ月連続で超え、失業率も前月と同様の5.0%と完全雇用といっていい水準をキープしました。利上げに向けて支障のない結果となり、マーケットでは12月FOMCでの利上げが確実視されています。

非農業部門雇用者数の推移は

12月1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月
+32.9+20.1+26.6+11.9+18.7+26.0+24.5+22.3+15.3+14.5+29.8+21.1
単位:万人

非農業部門雇用者数の民間の内訳と政府機関合計は、

項目9月10月11月
民間合計+16.5+30.4+19.7
製造業-0.8+0.1-0.1
建設業+1.9+3.4+4.6
サービス業小計+16.9+27.4+16.3
卸売業-0.13+0.88+0.91
小売業+1.03+4.06+3.07
輸送業-0.62-0.57+0.64
情報業+1.5+0.2-1.2
金融業+0.3+1.0+1.4
専門職+3.2+9.0+2.7
派遣業+0.02+2.81-1.23
接客業+5.2+4.8+3.9
政府合計-2.0-0.6+1.4
総計+14.5+29.8+21.1
単位:万人

製造業はドル高などの影響で振るわず、再びマイナス転換しました。
逆に、建設業は伸びてきています。
他には、卸売業・輸送業・金融業が前月より伸びました。
小売業・情報業・専門職・派遣業・接客業は減速しました。
政府部門は、プラス転換しました。


失業率は、前月と同値の5.0%でした。
労働参加率は、62.5%と前月より0.1ポイント改善しました。
一時間当たり賃金は、前月の修正値25.21$から0.04$上昇し25.25$になりました。
本人の意に反して職探しをあきらめた人や、正規雇用を望みながらパートタイムで働く人を含めたU6失業率は9.9%と前月の9.8%から0.1ポイント上昇しました。

失業率の推移は、

12月1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月
5.65.75.55.55.45.55.35.35.15.15.05.0
単位:%

11月雇用統計は、非農業部門雇用者数+21.1万人、失業率5.0%とほぼ市場予想通りとなり、12月FOMCでの利上げが確実視される結果でした。