2015/04/04

アメリカ3月雇用統計(2015年)は非農業雇用+12.6万人と20万人割れ

3月の雇用統計が発表されました。

非農業部門雇用者数 +12.6万人(市場予想+24.5万人。前月分は+26.4万人、前々月分は+20.1万人に修正)
失業率 5.5%(市場予想5.5%)

非農業部門雇用者数の先行指標である3月ADP全国雇用者数が、市場予想+22.5万人に対して+18.9万人と弱い結果だったので、非農業部門雇用者数も市場予想に届かないのではないかという予想が多いようでしたが、結果は+20万人を割る+12.6万人と、2014年2月以来の+20万人割れ、2013年12月以来の小幅増となりました。前月分、前々月分も下方修正されました。雇用統計発表後、ドルは下落しました。

非農業部門雇用者数の推移は、

4月5月6月7月8月9月10月11月12月1月2月3月
+33.0+23.6+28.6+24.9+21.3+25.0+22.1+42.3+32.9+20.1+26.4+12.6
単位:万人

非農業部門雇用者数の民間の内訳と政府機関合計は

項目1月2月3月
民間合計+20.2+26.4+12.9
製造業+1.7+0.2-0.1
建設業+4.1+2.9-0.1
サービス業小計+15.1+24.4+14.2
卸売業+1.23+0.96+0.58
小売業+3.54+3.23+2.59
輸送業-1.31+0.97+0.95
情報業+0.6+0.7+0.2
金融業+1.9+0.7+0.8
専門職+2.0+4.2+4.0
派遣業-0.78-0.75+1.14
接客業+2.4+7.0+1.3
政府合計-0.1±0.0-0.3
総計+20.1+26.4+12.6
単位:万人

多くの分野で前月より減速となりました。
製造業のマイナスは、ドル高の影響とも言われているようです。
建設業やサービス業全般の減速は、悪天候の影響があるという見方もあるようです。


失業率は、市場予想通り5.5%となり、前月と同値でした。
一時間当たり賃金は、前月より0.07ドル増加しました。
労働参加率は62.7%で、前月より0.1ポイント減速しました。
本人の意に反して職探しをあきらめた人や、正規雇用を望みながらパートタイムで働く人を含めたU6失業率は10.9%となり、前月の11%から0.1ポイント低下し、約6年半ぶりの水準に改善しました。

失業率の推移は、

4月5月6月7月8月9月10月11月12月1月2月3月
6.26.36.16.26.15.95.75.85.65.75.55.5
単位:%

3月の雇用統計は非農業部門雇用者数が市場予想を大幅に下回る+12.6万人にとどまり、最近のさえない経済指標結果とあわせて景気停滞懸念が台頭し、FRBによる利上げは9月まで先送りされるのではという予測が強まりました。