2015/03/07

アメリカ2月雇用統計(2015年)は失業率5.5%、非農業雇用も市場予想上回る+29.5万人

2月雇用統計が昨日発表されました。

非農業部門雇用者数 +29.5万人(市場予想+23.5万人。前月分は+23.9万人、前々月分は+32.9万人に修正)
失業率 5.5%(市場予想5.6%)

非農業部門雇用者数は、悪天候の影響を考慮して控えめな市場予想となっていました。しかし、市場予想を大きく上回る+29.5万人で、悪天候の影響を感じさせない結果でした。

非農業部門雇用者数の推移ですが、過去データが改訂されていたので修正しました。

3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月1月2月
+22.5+33.0+23.6+28.6+24.9+21.3+25.0+22.1+42.3+32.9+23.9+29.5
単位:万人

非農業部門雇用者数の民間の内訳と政府機関合計は

項目12月1月2月
民間合計+31.9+23.7+28.8
製造業+1.9+2.1+0.8
建設業+4.4+4.9+2.9
サービス業小計+25.5+17.3+25.9
卸売業+1.43+1.40+1.17
小売業-0.02+2.78+3.20
輸送業+3.84+0.01+1.85
情報業+0.6+0.5+0.7
金融業+0.7+2.2+1.0
専門職+7.2+1.0+5.1
派遣業+2.1-1.38-7.8
接客業+5.6+3.9+6.6
政府合計+1.0+0.2+0.7
総計+32.9+23.9+29.5
単位:万人

製造業・建設業の減速が目立ちました。
逆に、小売業・輸送業・専門職・接客業などサービス業部門は伸びました。
政府部門は微増でした。


失業率は、市場予想よりも良い結果で5.5%でした。2008年5月以来の低水準になりました。FRB当局者が一般的に完全雇用とみなす失業率は5.2%~5.5%と言われているので、ほぼ完全雇用とみなせるほど失業率は改善したと言えそうです。これで、3月FOMCにて"辛抱強い"という文言を削除し、6月FOMCで利上げする可能性が強くなったという見方がマーケットでは多いようです。

一時間当たり賃金は0.03ドル増加しました。労働参加率は62.8%と前月62.9%から0.1ポイント低下しました。本人の意に反して職探しをあきらめた人や、正規雇用を望みながらパートタイムで働く人を含めたU6失業率は11.0%となり、前月の11.3%から0.3ポイント低下しました。

失業率の推移は、

3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月1月2月
6.66.26.36.16.26.15.95.75.85.65.75.5
単位:%

2月雇用統計は、非農業部門雇用者数が+29.5万人と市場予想を上振れし、失業率も2008年5月以来の低水準5.5%になる好結果でした。