2015/02/07

アメリカ1月雇用統計(2015年)は非農業雇用+25.7万人過去2ヵ月分も大幅上方修正

1月分の雇用統計が昨日発表されました。

非農業部門雇用者数 +25.7万人(市場予想+22.8万人。前月分は+32.9万人、前々月分は+42.3万人に修正)

失業率 5.7%(市場予想5.6%)

非農業部門雇用者数が市場予想を上回る好結果でしたが、それ以上に12月分+25.2万人が+32.9万人へ、11月分+35.3万人が+42.3万人へという大幅上方修正が大きなインパクトでした。11月の+42.3万人は、2010年5月以来の大幅な伸びということです。雇用統計発表後ドル円は急上昇し、119円台にのせました。

非農業部門雇用者数の推移は、

2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月1月
+22.2+20.3+30.4+22.9+26.7+24.3+20.3+27.1+26.1+42.3+32.9+25.7
単位:万人

非農業部門雇用者数の民間の内訳と政府機関合計は、

項目11月12月1月
民間合計+41.4+32.0+26.7
製造業+4.5+2.6+2.2
建設業+3.0+4.4+3.9
サービス業小計+33.8+24.7+20.9
卸売業+0.8+1.13+1.27
小売業+6.12+0.72+4.59
輸送業+2.59+3.38-0.86
情報業+0.7+0.4+0.6
金融業+2.8+0.9+2.6
専門職+9.6+8.0+3.9
派遣業+3.08+2.5-0.41
接客業+4.2+4.7+3.7
政府合計+0.9+0.9-1.0
総計+42.3+32.9+25.7
単位:万人

前月が好結果だったため今月は減速が多いですが、卸売業・小売業・情報業・金融業は前月より伸びました。
政府部門は1年ぶりにマイナスになりました。


失業率は5.7%と前月より0.1ポイント悪化しました。しかし、労働参加率が62.9%と前月の62.7%から上昇したので、職探しをする人が増えたための失業率悪化ということで、それほどネガティブ要因ではないようです。

前月、一時間当たり賃金が0.05ドル減とマイナスになり、利上げ時期後ずれ懸念が浮上しましたが、1月の一時間当たり賃金は0.12ドル増とプラスに転換しました。前年比では2.2%増となり、昨年8月以来の大幅な増加率になりました。これで再び今年6月あたりでの利上げに支障はないという見方が増えたようです。

本人の意に反して職探しをあきらめた人や、正規雇用を望みながらパートタイムで働く人を含めたU6失業率は11.3%となり、前月の11.2%から上昇しました。

失業率の推移は、

2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月1月
6.76.76.36.36.16.26.15.95.75.85.65.7
単位:%

1月の雇用統計は、非農業部門雇用者数が市場予想を上回り、過去2ヵ月分も大幅上方修正されるという今年半ばの利上げ観測を強める結果でした。