2014/10/04

アメリカ9月雇用統計(2014年)は非農業雇用20万人台回復

10月3日(金)に、9月の雇用統計が発表されました。

非農業部門雇用者数 +24.8万人(市場予想+21.5万人。前月分は+18.0万人、前々月分は+24.3万人に修正)
失業率 5.9%(市場予想6.1%)

非農業部門雇用者数は、前月+20万人台を割れましたが、今月は+20万人以上に回復しました。先行指標の9月ADP全国雇用者数が+21.3万人となり、市場予想+20.5万人を上回ったので、非農業部門雇用者数も+20万人以上になるとの見方が多かったのですが、市場予想の+21.5万人を上回る好結果でした。8月の非農業部門雇用者数は+14.2万人に落ち込んでいましたが、+18.0万人に上方修正されたのも好感されました。

非農業部門雇用者数の推移は、

10月11月12月1月2月3月4月5月6月7月8月9月
+23.7+27.4+8.4+14.4+22.2+20.3+30.4+22.9+26.7+24.3+18.0+24.8
単位:万人

非農業部門雇用者数の民間の内訳と政府機関合計は、

項目7月8月9月
民間合計+23.9+17.5+23.6
製造業+2.4-0.4+0.4
建設業+3.0+1.6+1.6
サービス業小計+17.6+16.1+20.7
卸売業+0.3+0.25+0.18
小売業+2.54-0.47+3.53
輸送業+2.11+0.85+0.19
情報業+1.0+0.5+1.2
金融業+1.5+1.2+1.2
専門職+5.0+6.3+8.1
派遣業+1.57+2.46+1.97
接客業+1.0+2.0+3.3
政府合計+0.4+0.5+1.2
総計+24.3+18.0+24.8
単位:万人

製造業・小売業が、前月のマイナスからプラス転換しました。
特に、小売業が大きく伸びました。
逆に、卸売業・輸送業・派遣業などは前月より減速しました。


失業率は、市場予想を上回る改善で5.9%になりました。これは2008年7月以来の低水準でした。
労働参加率は62.7%と前月の62.8%からさらに下がり、1978年以来の低水準になりました。労働参加率の低下が、失業率低下の一因になりました。ただ、意に反して職探しを諦めた人や、正規雇用を望みながらパートタイムで働く人を含めたU6失業率は11.8%に低下し、2008年10月以来の低水準となりました。

失業率の推移は、

10月11月12月1月2月3月4月5月6月7月8月9月
7.27.06.76.66.76.76.36.36.16.26.15.9
単位:%

9月の雇用統計は、非農業部門雇用者数・失業率ともに市場予想を上回る好結果となりました。