2014/08/02

アメリカ7月雇用統計(2014年)は予想下回るも非農業雇用20万人台維持

7月の雇用統計が昨日発表されました。水曜に発表された第2四半期GDP速報値が+4.0%と市場予想+3.0%を大幅に上回ったこともあり、アメリカ景気に楽観的な見方が広がり雇用統計に関しても強気予想が目立っていました。

非農業部門雇用者数 +20.9万人(市場予想+23.0万人。前月分は+29.8万人、前々月分は+22.9万人に修正)
失業率 6.2%(市場予想6.1%)

結果は、非農業部門雇用者数・失業率ともに市場予想を下振れでした。

非農業部門雇用者数は市場予想に届きませんでしたが、+20万人台を維持したことでネガティブサプライズとまではいかない結果でした。これで6ヵ月連続20万人越えになりました。これは1997年以来の長さだそうです。

失業率も前月より悪化しましたが、労働参加率が62.9%と前月の62.8%から改善し、労働市場に戻ってきた人が増えたために失業率が悪化したのでそれほど問題ではないという見方があるようです。

非農業部門雇用者数の推移は、

8月9月10月11月12月1月2月3月4月5月6月7月
+20.2+16.4+23.7+27.4+8.4+14.4+22.2+20.3+30.4+22.9+29.8+20.9
単位:万人

非農業部門雇用者数の民間の内訳と政府機関合計は、

項目5月6月7月
民間合計+22.8+27.0+19.8
製造業+1.5+2.3+2.8
建設業+0.9+1.0+2.2
サービス業小計+20.2+23.2+14.0
卸売業+0.6+1.42+0.27
小売業+1.2+4.12+2.67
輸送業+1.66+1.48+0.79
情報業-0.6+1.0+0.2
金融業+0.8+1.7+0.7
専門職+5.7+7.3+4.7
派遣業+1.45+1.39+0.85
接客業+4.5+2.3+2.1
政府合計+0.1+2.8+1.1
総計+22.9+29.8+20.9
単位:万人

7月も6月に続きすべての部門でプラスでした。
製造業・建設業は堅調に増えています。
一方で、小売・卸売業などサービス業は減速が多く見られました。


失業率の推移は、

8月9月10月11月12月1月2月3月4月5月6月7月
7.27.27.27.06.76.66.76.76.36.36.16.2
単位:%

7月の雇用統計はやや減速気味でしたが、それでも底堅さを感じさせる結果でした。