2014/06/07

アメリカ5月雇用統計結果(2014年)

5月分の雇用統計が昨日発表されました。

非農業部門雇用者数 +21.7万人(市場予想+21.5万人。前月分は+28.2万人に修正)
失業率 6.3%(市場予想6.4%)

非農業部門雇用者数はほぼ市場予想通り、失業率は市場予想を上ブレして前月と同値でした。
労働人口は+19.2万人、労働参加率は前月と同値の62.8%でした。

非農業部門雇用者数は、今月も雇用回復の目途となる+20万人を超えました。先行指標となる5月ADP全国雇用者数が、市場予想+21.0万人に対して+17.9万人と弱い結果だったので、非農業部門雇用者数も+20万人を割るのではという弱気予想もありましたが、堅調な結果になりました。
今月で、金融危機後の景気後退期に喪失した870万人の雇用を取り戻したことになるそうです。

非農業部門雇用者数の推移は、

6月7月8月9月10月11月12月1月2月3月4月5月
+20.1+14.9+20.2+16.4+23.7+27.4+8.4+14.4+22.2+20.3+28.2+21.7
単位:万人

4ヵ月連続で+20万人超えになりました。

非農業部門雇用者数の民間の内訳と政府機関合計は、

項目3月4月5月
民間合計+20.0+27.0+21.6
製造業+0.4+0.4+1.0
建設業+1.3+3.4+0.6
サービス業小計+17.9+22.4+19.8
卸売業+0.78+1.62+0.99
小売業+2.89+4.31+1.25
輸送業+1.39+1.21+1.64
情報業-0.1+0.1-0.5
金融業±0+0.6+0.3
専門職+4.7+7.1+5.5
派遣業+2.21+1.6+1.43
接客業+3.1+2.4+3.9
政府合計+0.3+1.2+0.1
総計+20.3+28.2+21.7
単位:万人

製造業、輸送業、接客業が改善しました。
建設業、小売業、情報業、専門職、政府部門などは大きく減速しました。


失業率は、市場予想より良い結果で前月と同値でした。

失業率の推移は、

6月7月8月9月10月11月12月1月2月3月4月5月
7.57.37.27.27.27.06.76.66.76.76.36.3
単位:%

今まで職をあきらめていた人や、正社員を希望していてもパートにとどまっている人を含む不完全雇用者の比率は12.2%と、2008年10月以来の低水準になったとのことです。今後もこうした人たちが求職市場に戻ってくることを考えると、失業率の改善はこれまでよりゆるやかになっていく模様です。