2014/05/03

アメリカ4月雇用統計結果(2014年)

今週はFOMCに続いて雇用統計と、注目のイベントが続きました。
4月の雇用統計は、完全に寒波とは関係がないデータになるので、かなり強気の事前予想が目立ちました。
結果は、

非農業部門雇用者数 +28.8万人(市場予想+21.8万人。前月分は+20.3万人、前々月分は+22.2万人に修正)
失業率 6.3%(市場予想6.6%)

非農業部門雇用者数・失業率ともに、強気予想をさらに上回る好結果でした。
非農業部門雇用者数は、2012年1月以来の大幅増で、前月分・前々月分も上方修正され、いずれも雇用回復の目安とされる+20万人を超えました。

非農業部門雇用者数の推移は、


5月6月7月8月9月10月11月12月1月2月3月4月
+19.9+20.1+14.9+20.2+16.4+23.7+27.4+8.4+14.4+22.2+20.3+28.8
単位:万人

寒波の影響による落ち込みの反動があるとは言われていましたが、4月は大きく伸びました。

非農業部門雇用者数の民間の内訳と政府機関合計は、

項目2月3月4月
民間合計+20.1+20.2+27.3
製造業+2.0+0.7+1.2
建設業+2.4+1.7+3.2
サービス業小計+15.3+17.3+22.0
卸売業+1.47+0.44+1.57
小売業-0.56+2.48+3.45
輸送業-0.49+1.2+1.13
情報業-1.1-0.1-0.3
金融業+1.0±0+0.6
専門職+8.2+5.2+7.5
派遣業+2.54+2.47+2.4
接客業+3.5+3.4+2.8
政府合計+2.1+0.1+1.5
総計+22.2+20.3+28.8
単位:万人

4月は情報業を除いてプラスでした。
建設業、卸売業、小売業、専門職などの改善が目立つ結果でした。


失業率は6.3%となり、2008年9月以来5年半ぶりの水準に改善しました。
一方で、労働参加率は前月より0.4ポイント低下し62.8%となり、昨年12月以来の低水準になりました。これは、長期失業者向けの緊急失業保険給付制度が昨年末に失効し、その影響が労働人口の減少につながった可能性があるとみられているようです。

失業率の推移は、


5月6月7月8月9月10月11月12月1月2月3月4月
7.57.57.37.27.27.27.06.76.66.76.76.3
単位:%

現在は撤廃されましたが、以前低金利継続の目安とされていた6.5%をついに突破しました。しかし、4月30日のFOMC声明では、「労働市場の指標はまちまちだったが、総じて一段の改善を示した。しかし失業率は引き続き高い。」とありました。このまま改善を続けていけるかどうかが次の注目点ですね。