2014/04/10

3月FOMC議事録(2014年)

3月18~19日に開催されたFOMCの議事録が発表されました。

  • 予測が利上げペースを過剰に示すと数人のメンバーが指摘。
  • 参加者の大半は、インフレ率が2%に上昇すると予想。
  • 住宅市場の改善が続いている。
  • 失業率は徐々に低下すると予想。

3月FOMC後に、イエレンFRB議長の会見で、「量的緩和終了から利上げ開始まで相当な期間を予想。相当な期間とはおよそ6ヵ月を指す。」という発言がありました。現在のペースで行くと、秋にも量的緩和終了が予想されているため、その6ヵ月後の来春にも利上げ開始かとマーケットは動揺したわけですが、FOMCで利上げ開始時期についての議論があったのかどうかが注目されました。

結果から言うと、そうした記述はないので、FOMCでの利上げ開始時期についての具体的な議論はなかったようです。

会見でのイエレンFRB議長の発言は、量的緩和終了から利上げ開始までの相当な期間について質問されたのに対し、思わず出てしまった発言だったみたいですね。失言ととらえる向きもありますが、議長になってから最初のFOMCでの会見で慣れてなかったのかもしれませんね。

マーケットは、FOMCでは思ったよりタカ派よりではなかったとして、利上げ開始時期について従来の来年後半以降という予想に戻った向きが多いようです。

ただ、昨日はハト派のエバンス・シカゴ連銀総裁の会見もありましたが、その中で、「利上げ開始には、資産買い入れ終了後少なくとも6ヵ月は要する。ただし、買い入れ終了後6ヵ月で利上げに踏み切るのはすべてが順調に推移した場合のみとなる。相当な期間とは、6ヵ月の可能性もあるし、16ヵ月の可能性もある。」との発言があったので、量的緩和終了後『少なくとも6ヵ月以上』という目途はある程度考えられているのかもしれませんね。

エバンス・シカゴ連銀総裁の見解によると、「(ハト派なので)より多くの緩和が必要と考えているため、利上げ開始を2016年まで先送りしたい。最も現実的な可能性は2015年終盤になる。」ということなので、ハト派的には2016年まで利上げはしたくないが、現実的には2015年終盤に利上げされる可能性が高いということのようです。