2014/02/08

アメリカ1月雇用統計結果(2014年)

12月の雇用統計は、寒波の影響もあって非農業部門雇用者数が+7.4万人と市場予想+19.7万人に比べて非常に悪い結果でした。1月の雇用統計の結果は、

非農業部門雇用者数 +11.3万人(市場予想+18.0万人。前月分は+7.5万人、前々月分は+27.4万人に修正)
失業率 6.6%(市場予想6.7%)

前回に引き続き、非農業部門雇用者数は市場予想を大きく下振れ、失業率は改善でした。非農業部門雇用者数については、先行指標の1月ADP全国雇用者数が+17.5万人と市場予想の+18.5万人にややとどかずもまずまずの結果、週次新規失業保険申請件数が33.1万件と前週の35.1万人から改善という結果だったので、それほど悪化しないのではという市場予想でしたが、またも裏切られた結果になりました。

労働省の家計調査では、悪天候のため就業不能に陥った1月非農業部門労働者数は26万2000人で、やはりかなり寒波の影響があったようですね。ただ、前月は27万3000人だったそうなので、前月よりは改善という結果になったようです。労働参加率も、12月の62.8%から63%に上昇したそうなので、市場予想は下回りましたが改善傾向と言えるのかもしれません。

非農業部門雇用者数の推移は、


2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月1月
+28.0+14.1+20.3+19.9+20.1+14.9+20.2+16.4+23.7+27.4+7.5+11.3
単位:万人

なんと、米労働省統計局の非農業部門雇用者数の過去の数字が大幅に改訂されてしまったので、過去データを書き直しました。たまにあるので勘弁してほしいんですが・・・

非農業部門雇用者数の内訳は、

項目11月12月1月
民間合計+27.2+8.9+14.2
製造業+3.5+0.8+2.1
建設業+3.2-2.2+4.8
サービス業小計+20.4+10.2+6.6
卸売業+1.68+1.02+1.39
小売業+2.23+6.27-1.29
輸送業+3.24+1.06+0.99
情報業+0.1-1.0±0
金融業-0.4+0.3-0.2
専門職+7.3+0.4+3.6
派遣業+3.66+3.01+0.81
接客業+3.7+2.0+2.4
政府合計+2.0-1.4-2.9
総計+27.4+7.5+11.3
単位:万人

寒波の影響で大きく落ち込んでいた建設業が、今月は回復してきてますね。
逆に、小売業は12月のクリスマス景気が剥落してなのか減速しています。
政府部門は2カ月連続でマイナスでした。


失業率は、0.1ポイントの改善でした。失業率の推移は、


2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月1月
7.77.57.57.57.57.37.27.27.27.06.76.6
単位:%

ここ2か月で0.4ポイントも改善し、FRBが低金利政策を続ける目安としていた6.5%が目前になってきました。ただ、失業率が6.5%になってもすぐに低金利政策を解除するわけではないと、今までの連銀総裁達の発言から予想されています。しかし、6.5%以下になったら、何らかの言及はあるかもしれませんね。

来月は、非農業部門雇用者数が寒波の影響から脱して大幅に改善できるのか、失業率が6.5%以下になるのかなどが焦点になると思います。