2014/01/30

1月FOMC声明(2014年)

前回のFOMCと同じく、100億ドル規模のQE3縮小が見込まれていましたが、新興国市場が大荒れの中、一時様子見で縮小なしかとの声もありました。

しかし、声明では予想通り総計100億ドル規模の縮小が発表され、新興国については言及なしでした。
声明は次の通りです。

  • 決定は全員一致。
  • 2月からMBSの購入を現在の月間350億ドルから300億ドルに縮小、長期国債の購入を現在の400億ドルから350億ドルに縮小することを決定。
  • 少なくとも失業率が6.5%を上回り、今後1-2年のインフレが2.5%を上回らないと予想される限り、FF金利の誘導目標を0.0%から0.25%の範囲に維持することを再確認。
  • 失業率が6.5%を下回ってからかなりの時間が経過しても、特にインフレ見通しが2.0%を下回り続けている場合、FF金利の誘導目標を0.0%から0.25%の範囲で維持する公算。
  • 労働市場は強弱まちまちであったが、一段の改善を示した。
  • ここ数四半期の経済活動は上向き。
  • 労働市場のさらなる改善とインフレが長期目標へ向かうことを示せば慎重に一段と資産買い入れを縮小する可能性がある。

12月の雇用統計が、非農業部門雇用者数+7.4万人と予想を大きく下回ったというネガティブ要素もありましたが、寒波の影響で一時的なものととらえているのか、「労働市場は強弱まちまちであったが、一段の改善を示した」との見解でした。予定通りQE3縮小は粛々と行うということのようですね。

今回のFOMCを最後に、バーナンキ議長は退任になりますが、QE3は年内に終了するという強い意志を示したという見方もあるようです。

意外にも、バーナンキ議長下での全員一致ははじめてだったそうです。退任にあたって花を持たせたということなんでしょうかね。
100年に一度の金融危機を乗り切ったFRB議長として、バーナンキ議長の名は大きく残るでしょうね。お疲れ様でした。

2月からは、FRB議長にイエレン現副議長、副議長にスタンレー・フィッシャー前イスラエル中銀総裁という布陣になります。