2014/01/09

12月FOMC議事録(2013年)

12月のFOMCで、1月からMBS50億ドル、長期国債50億ドルの計100億ドル規模の縮小を開始するといういわゆるテーパリングの決定がなされましたが、その12月FOMC議事録が発表されました。

  • メンバーはインフレが2%の目標に向かって上昇すると予想。
  • インフレを注意深く監視する必要。
  • 数人のメンバーは失業率6.5%の基準値を6.0%に引き下げることを支持した。
  • メンバーの大半が慎重な量的緩和縮小を支持した。
  • 資産購入のペースは事前に決められた軌道ではなく、経済やプログラムの効果次第。
  • 一部のメンバーは債券購入のより大きな縮小やプログラムのより早い終了を望んだ。
  • ほとんどのメンバーは量的緩和の有効性が資産購入を継続するほど減少する可能性があると判断した。
  • 資産購入は今年の後半に終了が適切。

経済が回復基調の中、インフレは目標の2%にまだ届かないですが慎重な量的緩和縮小に支持が集まったということのようです。
今後の経済の動向次第ということですが、今年後半には量的緩和を終了できる見通しがあるようですね。

マーケットは、あまり新味がなかったということで反応薄だったようです。

さて、2014年になってFOMCの投票権を持つメンバーが変更になりました。
FOMC投票権は、議長・副議長・ニューヨーク連銀総裁は常に持っているのですが、その他の連銀総裁は1年ごとに変更になります。2013年は、目立ったタカ派がジョージ・カンザスシティ連銀総裁くらいでハト派優勢でした。2014年のFOMC投票権を持つメンバーは、下の通りです。

★タカ派

プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁
フィッシャー・ダラス連銀総裁
コチャラコタ・ミネアポリス連銀総裁

★中立

ブラード・セントルイス連銀総裁
デュークFRB理事
パウエルFRB理事
スティンFRB理事
ラスキンFRB理事
ビアナルト・クリーブランド連銀総裁

★ハト派

バーナンキFRB議長
イエレンFRB副議長
ダドリー・ニューヨーク連銀総裁
タルーロFRB理事

1月いっぱいでバーナンキ議長は辞任して、2月からイエレン副議長が議長になるわけですが、イエレン氏が超ハト派としてもタカ派の勢力は去年よりは強まりそうですね。特にフィッシャー・ダラス連銀総裁などは筋金入りの超タカ派という感じで発言も多いので、かなりタカ派の影響力が増えそうな感じです。最近市場予想を上回るGDPや雇用指標の結果が出て、量的緩和の早期終了観測も増えてきたというのもありますが、イエレン新議長がどうかじ取りをするかに焦点があてられていくと思います。