2014/01/11

アメリカ12月雇用統計結果(2013年)

今年最初の雇用統計は、第2週の金曜日になりましたが、昨日発表されました。

非農業部門雇用者数 +7.4万人(市場予想+19.7万人。前月分は24.1万人に上方修正)
失業率 6.7%(市場予想7.0%)

先行指標とみられる12月ADP全国雇用者数が+23.8万人と2ヵ月連続で+20万超えなど、好結果の指標が続いていたので、楽観予想が多かったのですが、非農業部門雇用者数の結果はまさかの1ケタ台の+7.4万人でした。市場予想を大きく下回ったために、ドル円は急降下したようですが、下値も固くじわじわ戻してきたようです。

非農業部門雇用者数の推移は、


1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
+14.8+33.2+14.2+19.9+17.6+17.2+8.9+23.8+17.5+20.0+24.1+7.4
単位:万人

今回の結果は期待外れでしたが、アメリカを襲っている寒波の影響もあるようですね。マーケットでは、今回の落ち込みは一時的なものという見方が多いようです。

非農業部門雇用者数の内訳は、

項目10月11月12月
民間合計+21.7+22.6+8.7
製造業+1.7+3.1+0.9
建設業+0.8+1.9-1.6
サービス業小計+18.7+17.5+9.0
卸売業-0.58+0.98+1.54
小売業+5.53+2.19+5.53
輸送業+0.07+3.49-0.06
情報業+0.2+0.1-1.2
金融業+0.9+0.1+0.4
専門職+5.2+4.1+1.9
派遣業+1.3+1.28+4.04
接客業+4.5+2.0+0.9
政府合計-1.7+1.5-1.3
総計+20.0+24.1+7.4
単位:万人

建設業は寒波の影響でマイナス転換していますね。
小売業や卸売業などは前月より伸ばしてますが、12月ということでクリスマスだからかもですね。
政府部門は再びマイナス転換しています。


失業率は6.7%と市場予想を大きく上回る改善を見せました。しかし、労働参加率は前月より0.2%低下し62.8%になり、昨年10月につけた約30年ぶりの低水準に並んだそうです。つまり、職をあきらめた人が多かったために、表面的な失業率は大きく改善したということのようです。これも何度も言われていることですが、額面上の数値よりは実際は改善していないということのようですね。

失業率の推移は、


1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
7.97.77.57.57.57.57.37.27.27.27.06.7
単位:%

米労働省統計局の元データをあたったところ、改訂があったようなのでデータを一部変更しました。

12月雇用統計は、非農業部門雇用者数が大幅減、失業率が大幅改善という相反する結果でした。
寒波の影響などがあるようなので、12月の結果だけでなく1月以降の結果もふまえてみていったほうがいいかもしれませんね。