2013/12/19

12月FOMC声明(2013年)

QE3縮小開始になるか注目されていた12月のFOMCが終わりました。
声明ですが、

  • 2013年のGDPは2.2-2.3%増、2014年は2.8-3.2%増を予測。
  • 少なくとも失業率が6.5%を上回り、今後1-2年のインフレが2.5%を上回らないと予想される限り、FF金利の誘導目標を0.0%から0.25%の範囲に維持することを決めた。
  • 1月からMBSの購入を現在の月間400億ドルから350億ドルに縮小、長期国債の購入を現在の450億ドルから400億ドルに縮小することを決定。
  • 財政政策は経済成長を抑制しているが、抑制の度合いは弱まっている。
  • 労働市場のさらなる改善とインフレが長期目標へ向かうことを示せば慎重に一段と資産買い入れを縮小する可能性がある。
  • ローゼングレン米ボストン連銀総裁は失業率は依然として高く、インフレ率は目標を大きく下回っているとして反対。
  • 失業率が6.5%を下回ってからかなりの時間が経過しても、特にインフレ見通しが2.0%を下回り続けている場合、FF金利の誘導目標を0.0%から0.25%の範囲で維持する公算。

来年1月から、MBS50億ドル、長期国債50億ドルの計100億ドル規模の縮小を開始するとのことでした。11月の雇用統計の結果もそうですが、最近の米経済指標の好結果を受けて、縮小を開始しても大丈夫との判断のようです。

マーケットの反応は、ドル円が104円台にのせる急騰、NYダウは終値で史上最高値を更新したようですね。

QE3を縮小するということは、資金が引き上げられて株価にはネガティブかと思ったのですが、市場予想よりも縮小が小規模だったのを好感したために株価上昇につながったようですね。

ついにQE3縮小に踏み込みましたが、一方で「失業率が6.5%を下回ってからかなりの時間が経過しても、特にインフレ見通しが2.0%を下回り続けている場合、FF金利の誘導目標を0.0%から0.25%の範囲で維持する公算」ともあるので、緊急対策的な量的緩和は縮小するけれど、超低金利での下支えは当分続けるということのようですね。どこかのニュースで言ってましたが、ブレーキとアクセルを同時に踏んで、影響を緩和したいという狙いがあったのかもしれません。

バーナンキ議長は来年1月に辞任しますが、自分が開始したQE3の後始末の道筋をたててから、次期議長のイエレン氏にバトンタッチするという格好になったFOMCでした。