2013/11/16

イエレン氏指名承認公聴会証言

14日に、次期FRB議長に指名された現FRB副議長イエレン氏の議会公聴会がありました。事前に声明案が公表されていたこともあって、公聴会自体はあまり大きな材料にはならなかったようですね。

では、声明の内容ですが、

  • 米経済は改善を続けている
  • 失業率は高すぎ、インフレは2%の目標に達していない
  • 経済や雇用は潜在力を大きく下回る
  • 景気回復が脆弱な間に、支援を取り除いてはならない
  • 量的緩和は永久に続けられない
  • 量的緩和縮小に時間を設定しない
  • 広範な失業関連指標は7.3%より高い
  • 経済成長率は2%前後で勢いづいており、今後加速すると予想

現在の失業率よりも実際の雇用状況は悪く、景気回復が脆弱な間は量的緩和を縮小しないということみたいですね。時間を設定しないということなので、経済指標を見ながら判断するということのようです。

声明案発表後、マーケットは量的緩和の長期化を見込んで株高で反応したようです。為替は、ドル円が久々に100円を突破しましたね。

バーナンキ議長のハト派路線を踏襲した、予想から大きくずれない内容でした。
今後は、来週にも上院銀行委員会の採決が行われ、その後上院本会議にかけられるようです。共和党の一部が賛成に回るとみられているようなので、決まりそうですね。

量的緩和でドルを大量にばらまき、「ヘリコプター・ベン」と呼ばれたバーナンキ議長ですが、量的緩和縮小の年内開始は可能性が少なくなったので、その後始末は次期議長のイエレン氏に託されることになりそうですね。