2013/10/23

アメリカ9月雇用統計結果(2013年)

アメリカ政府機関の一部閉鎖の影響で、9月の雇用統計は昨日発表されました。いつもは毎月第一金曜日に発表されてるんですが、火曜に発表されたのは初めてじゃないですかね (^^;

結果は次のとおりです。

非農業部門雇用者数 +14.8万人(市場予想+18.0万人。前月分は+19.3万人に上方修正。前々月分は+8.9万人に下方修正)
失業率 7.2%(市場予想7.3%。前月は7.3%)

非農業部門雇用者数が、市場予想よりだいぶ弱い結果でした。今回の結果は、政府機関閉鎖の影響前の数字なので、影響の出る10月の雇用統計はさらに減速するのではないかと不安視されたみたいですね。発表後にドル円は売られたようです。

9月のFOMCでは、大方の予想を裏切ってQE3縮小を開始しませんでしたが、この結果と10月雇用統計が弱いであろう予想を踏まえると、妥当な感じがしますね。逆に、年内にはQE3縮小開始の予想も減って、来年3月にQE3縮小はずれこむとの声が高まってきたようです。もしそうなると、2月に就任するイエレン次期FRB議長は、就任早々いきなり大きな仕事を抱え込むことになりそうですね (^^;

非農業部門雇用者数の推移は、

1月2月3月4月5月6月7月8月9月
+14.8+33.2+14.2+19.9+17.6+17.2+8.9+19.3+14.8
単位:万人

非農業部門雇用者数の内訳は、

項目7月8月9月
民間合計+10.0+16.1+12.6
製造業-1.7+1.3+0.2
建設業+0.3+0.2+2.0
サービス業小計+11.2+14.3+10.0
卸売業+1.41+0.91+1.61
小売業+4.1+3.19+2.08
輸送業-1.36+0.63+2.34
情報業+1.2-1.7+0.4
金融業+1.4-0.3-0.2
専門職+3.5+3.0+3.2
派遣業+1.34+2.12+2.02
接客業-0.3+2.1-1.3
政府合計-1.1+3.2+2.2
総計+8.9+19.3+14.8
単位:万人

製造業、小売業が1万人以上の減速と目立ちますね。接客業も大きな落ち込みです。
逆に、輸送業、情報業などは伸ばしてきています。
政府部門が2カ月間堅調でプラスなのも意外ですね。


失業率の推移は、

1月2月3月4月5月6月7月8月9月
7.97.77.67.57.67.67.47.37.2
単位:%

失業率は、市場予想より0.1ポイント良い7.2%でした。これは金融危機の2009年1月以降で最も良い数字だと思います。FRBは、失業率が6.5%以下になるまで低金利を維持すると言ってますが、あと少しで6%台というところまできました。ただ、職を諦めた人が増えることによって失業率が下がる労働参加率との兼ね合いや、長期失業者の数の減り方が少ないなどの問題はあるようなので、数字が良かったからと言って一概には喜べないようです。

さて、10月の雇用統計の減速はすでに織り込み済みかもしれませんが、問題はどこまで減速しているかですね。
次回の雇用統計は、QE3縮小の時期を占う重要な雇用統計だと思います。