2013/09/20

9月FOMC声明(2013年)

9月17日-18日にFOMC(連邦公開市場委員会)が行われ、声明が発表されました。

  • 資産買い入れ規模は現状維持
  • 緩和縮小の前にさらなる成長の確認をしたい
  • 住宅ローン金利の上昇、財政政策が成長を抑制
  • ジョージ米カンザスシティー連銀総裁は高いレベルでの金融緩和の継続は将来の景気・財政不均衡のリスクを増加し、長期的なインフレ期待の上昇を徐々に引き起こす可能性があるとして反対
  • 2013年のGDP見通しを2.0-2.3%、2014年は2.9-3.1%に修正
  • 2013年の失業率見通しを7.1-7.3%、2014年は6.4-6.8%に修正
  • 金利見通しで2014年ゼロ金利解除予測は3人、2015年は12人、2016年は2人

一番マーケットを驚かせたのは、現在のQE3の規模を維持するということでした。
バーナンキFRB議長が来年1月末に退任するにあたって、QE3縮小の道筋をつけておきたいのではとの思惑から、9月から少額でも縮小を開始するとの見方が多かったからです。声明発表後、NYダウは好感して史上最高値を更新したそうです。

バーナンキFRB議長は、「経済データは緩和縮小を正当化しない」と述べているので、先日の8月雇用統計の結果が非農業部門雇用者数は市場予想を下回る+16.9万人、失業率は7.3%に改善も労働参加率が低いなどの結果をふまえたもののようですね。

また、10月半ばに連邦債務の上限を超える財政の崖再燃問題を強く懸念しているのも影響があったそうです。何度もギリギリでデフォルトを回避してきましたが、今回はオバマ大統領もまったく譲る気なしの強気に出てるみたいなので、見通し不透明ですね。

QE3縮小はいつなんだということですが、バーナンキFRB議長は「量的緩和縮小への第一歩は年内に可能」とも述べているので、12月のFOMCでの縮小に含みを持たせた感じですね。

バーナンキFRB議長の後任については、サマーズ氏が有力候補でしたが辞退したので、現FRB副議長のイエレン氏が本命視されているようですね。イエレン氏はハト派でバーナンキFRB議長に近いので、路線を引き継ぐのに適任と思われているようです。オバマ大統領はサマーズ氏がよかったみたいですけどね ^^; まあ、イエレン氏だったら、バーナンキFRB議長も急いでQE3の後始末をしなくても任せられるという考えも、今回の縮小なしにつながったのかもですね。