2013/09/09

アメリカ8月雇用統計結果(2013年)

FRBのおこなっているQE3が9月から縮小されるのではないかと言われていますが、その判断材料になる8月雇用統計が、先週金曜に発表されました。

非農業部門雇用者数 +16.9万人(市場予想+18.0万人。前月分は+16.2万人から+10.4万人に下方修正)
失業率 7.3%(市場予想7.4%。前月は7.4%)

非農業部門雇用者数は、市場予想を下回りました。また、前月分・前々月分も下方修正されました。
ここのところ、雇用安定の目途と言われる+20万人にやや届かない程度で推移していましたが、下方修正も含め期待外れの結果でしたね。ただ、先行指標の8月ADP全国雇用者数も、7月の+19.8万人から8月は+17.6万人に減速していたので、こんなものなのかもしれません。
非農業部門雇用者数の推移は、表を見てください。

1月2月3月4月5月6月7月8月
+14.8+33.2+14.2+19.9+17.6+17.2+10.4+16.9
単位:万人

非農業部門雇用者数の内訳ですが、

項目6月7月8月
民間合計+19.4+12.7+15.2
製造業-0.7-1.6+1.4
建設業+1.0-0.30
サービス業小計+18.8+14.4+13.4
卸売業+0.65+1.16+0.84
小売業+4.53+4.88+4.4
輸送業+0.24-1.39+1.2
情報業-0.7+1.3-1.8
金融業+1.1+1.7-0.5
専門職+6.4+3.2+2.3
派遣業+1.91+0.81+1.31
接客業+4.3+1.3+2.7
政府合計-2.2-2.3+1.7
総計+17.2+10.4+16.9
単位:万人

製造業が2カ月マイナスだったのがプラスに転換してますね。
輸送業も、前月マイナスからプラスになってます。

逆に、情報・金融などはマイナス転換してます。

政府の雇用は、財政緊縮のわりにプラスだったみたいですね。


失業率は、市場予想を上回る改善をみせました。
ただこれもいつもいわれることですが、労働参加率の減少による失業率の改善みたいなんで、あまり手放しでは喜べないようですね。

失業率の推移は、下の表のとおりです。

1月2月3月4月5月6月7月8月
7.97.77.67.57.67.67.47.3
単位:%

7.3%というのは、2009年以降なかった数字だと思います。もう少しで6%台も見えてきましたね。

さて、今回の雇用統計の結果を受けて、QE3は縮小されるんでしょうか?
数字的にはやや減速気味かと見えますが、FOMC投票権を持っている連銀総裁の中には秋に縮小の可能性を示唆している人も何人かいるので、QE3縮小もありかと思います。
でも、やるとしても小幅にマーケットの影響を少なくしてかもしれませんね。